講師:神野由紀 氏
日時:2025年7月13日(日)14:30~16:30 (受付14:00〜)
会場:デザイン史リサーチセンター東京
(住所)東京都新宿区下落合3-15-23-104
申し込み:先着10名
参加費:2000円(資料代、お茶代含む)
※当日、現金にてお支払いください。
※DHRCtokyo有料会員の方は参加費1,000円となります。
デザイン史学研究会後援
【応募フォーム】
https://forms.gle/HCqfT364tJqtRTRX9
講演概要:
インテリアはその人の趣味の集積であるといえます。特別な富裕層ではない場合、ほとんどの人が住まいのインテリアを自分で考えます。私たちは室内を飾ることで、何を目指そうとしてきたのでしょうか。住まいのインテリアからは様々なことを読み取ることが可能ですが、それらは必ずしも良い趣味ではなく、装飾過多でフェイクに満ちていることもあり、建築・デザイン研究の領域からは排除されてきました。近代以降の日本の中流住宅がどう飾られてきたのか紹介し、人々が目指してきた「―風」のデザインを考えます。
神野由紀(じんの・ゆき)
関東学院大学人間共生学部共生デザイン学科教授。筑波大学芸術学研究科修了・博士(デザイン学)。専門は近現代の日本のデザイン文化史。消費社会の生成・発展過程における人々の趣味について、研究している。主な著書に『趣味の誕生』(勁草書房、1994年)『子どもをめぐるデザインと近代』(世界思想社、2011年)『百貨店で〈趣味〉を買う-大衆消費文化の近代』(吉川弘文館、2015年、『趣味とジェンダー ー〈手作り〉と〈自作〉の近代』(代表編者)(青弓社、2019年)など。

デザイン史学研究会後援