第6回デザイン研究講演会「ジョンストンによる近代カリグラフィの復活と書体デザインへの展開」

講師:山本政幸 氏

日時:2025年11月30日(日) 14:00〜16:00 (受付 13:30〜)
※いつもより開始時間が30分早くなっております。お間違えのないようご注意ください。
会場:デザイン史リサーチセンター東京
(住所)東京都新宿区下落合3-15-23-104
申し込み:先着10名
参加費:2000円(資料代、お茶代含む)
※当日、現金にてお支払いください。
※DHRCtokyo有料会員の方は参加費1,000円となります。

【応募フォーム】
https://forms.gle/9xUZjbqa7LpGAuAK7

【講演概要】
 ロンドンを訪れるとランドマークのようにあちらこちらで見かける地下鉄のシンボルは、およそ100年前にエドワード・ジョンストン(Edward Johnston, 1872-1944)が画期的な専用書体とともにデザインした名作です。手書き文字の美を極めた近代カリグラフィの祖とされるジョンストンが、どのようにしてジオメトリックとヒューマニスティックを融合した書体設計に至ったのか。また、アーツ・アンド・クラフツ運動を継承して設立された中央美術工芸学校やRCAで取り組んだカリグラフィ教育はいかなるものだったのか。さらに、その教育内容をまとめた教本が20世紀における何人もの書体デザイナーたちの原典となったのは事実か。ジョンストンの生涯をたどりながら探ります。

【講師プロフィール】
山本政幸(やまもと・まさゆき)
岐阜大学教育学部教授。筑波大学大学院芸術学研究科単位取得退学。
博士(デザイン学)。多摩美術大学准教授を経て現職。専門はデザイン学、タイポグラフィ論。共著書に『デザインの歴史』(学芸出版社、2022年)、監修に『ポール・ランド:デザイナーの芸術』(BNN新社、2017年)、論文に「『ネオ・グロット』とスイス・スタイルの受容─一九六〇年代日本におけるモダン・タイポグラフィの展開」『ユリイカ:特集=書体の世界』(青土社、2020年)など。

デザイン史学研究会後援


https://note.com/dhrc_tokyo/n/nc5f190980edd